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キャリア形成について(耳鼻咽喉科)

更新日時:2018年5月17日

アレルギー専門医としての耳鼻咽喉科の役割

国民病の様相を呈しているアレルギー疾患の様々な問題に対する対応を充実させるためにアレルギー疾患対策基本法が施行されました。各地域におけるアレルギー診療の拠点となる病院の制定と重症化と若年化しているアレルギー診療の均霑化を達成することが目的です。そのためにはアレルギー専門医の充実化とその適正な配置が極めて重要です。

耳鼻咽喉科アレルギー専門医は主に上気道に関わるアレルギー関連疾患のスペシャリストです。アレルギー専門医は、各診療科の専門医を取得後に、2階建てで取得する資格です。アレルギー専門医に求められることとして、主な診療科のアレルギー疾患は重症例に対応できるだけでなく、主科以外の領域のアレルギー疾患の軽症例にも対応できる必要があるのです。

耳鼻咽喉科では特に鼻科領域のアレルギー関連疾患が多く、国民の30%以上が罹患しているcommon diseaseであるスギ花粉症などのアレルギー性鼻炎に専門医としてどのように向き合うかが求められています。アレルギー疾患の重症化、低年齢化、多抗原化も進んでおり、その背景として我々をとりまく環境の変化が存在します。活発な経済活動と車社会に移行した現代ではNOxやDEP(ディーゼル排気粒子)の大気中の増加、工業化に伴う揮発性有機化合物、オゾン、PM2.5などによる大気汚染が問題になっています。これらの大気汚染物質は様々な形でアレルギー疾患の病態に関わり症状を増悪させています。

こういった背景を踏まえて耳鼻咽喉科を含めた各診療科にまたがるアレルギー専門医のあり方を考え、教育システムの充実を図ることが重要な課題です。そのためには、通常の薬物治療に加えて必要に応じてアレルゲン免疫療法や手術治療にも対応可能な耳鼻咽喉科アレルギー専門医が社会から求められており活躍の場は今後も広がっていくと考えられます。

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