第1回総合アレルギー講習会テキスト掲載事項について
平成28年10月31日
日本アレルギー学会
理事長 斎藤 博久
日本アレルギー学会第1回総合アレルギー講習会(2014年12月20日~21日)のテキストに誤記がありました。ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
・第1回総合アレルギー講習会テキスト「抗原検査と皮下免疫療法」 P479~P482
該当箇所:P481 皮内テスト
必要物品-ヒスタミン二塩酸塩1%水溶液(陽性コントロール)
実際の手順-①約3cmの間隔をあけて0.02mlを皮肉注射し小さい膨疹をつくる
ヒスタミン二塩酸塩1%水溶液は、P479に記載の通り、プリックテストには用い
られますが、P481に記載のように皮内テスト用には使用することはできません。
皮内テスト用には、0.1mg/ml等張溶液の製品などがしばしば用いられますが、
安定性の面から推奨しないとの報告(Kaewruttanapattama F, et al. J Investig Allergol Clin Immunol. 2010;20:626-7.)もあり、皮内テストにヒスタミンコントロールを用いないことが多くなっていることをご留意いただきたくお願い申し上げます。