2022年3月11日
各位
一般社団法人日本アレルギー学会
理事長 海老澤 元宏
新専門医制度対策特別委員会
委員長 新 実 彰 男
機構認定アレルギー専門医(暫定)を目指そうと思っていた先生方へのお詫び
日本アレルギー学会では、新専門医制度対策特別委員会を中心に日本専門医機構の指導の下、内科・小児科・皮膚科・耳鼻咽喉科・眼科を基本領域とした“機構認定アレルギー専門医制度(暫定)”を2022年4月に開始し、2023年には正式な“機構認定アレルギー専門医制度”への移行を目指して準備を進めて参りました。そして、2021年秋の時点では、同機構が機構認定アレルギー専門医制度(暫定)の2022年4月開始を容認していましたので、2022年1月から新制度に基づく施設群(プログラム)申請の受付を開始しました。
しかし、2月末に届いた機構の整備基準審査結果は、「機構認定アレルギー専門医の整備基準の審査を“保留”する」というものでした。そして、その内容は“2023年4月の開始を目指して基本領域の見直し(内科のみにすべき)”、あるいは“機構承認・学会認定専門医を目指すべき”など、整備基準を根底から再度見直さなければいけないものでした。
機構からの天地をひっくり返す予想もしなかった回答から、2023年4月に5科を基本領域とした機構認定アレルギー専門医制度が承認される保証がなくなったため、この4月から機構認定アレルギー専門医制度(暫定)を開始することができなくなりました。
日本アレルギー学会として、機構認定アレルギー専門医(暫定)を目指そうと思っていた先生方に多大なるご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申しあげます。
同機構には内科サブスペシャルティ領域を統括している内科学会から既に質問状を送っており、更に当学会からも直ちに問い合わせを行い、5領域を基本とした機構認定アレルギー専門医制度の実現に粘り強く進んでいく所存です。今後ともご協力のほど、よろしくお願いします。